願掛けは「できる人」への第一歩

元旦に神社へ初詣、あるいは大晦日から二年参りを予定している方も多いと思います。

神社といえば「恋人が欲しい」「志望校に合格したい」「会社が大きくなりますように」と願掛けするのが一般的です。合理的に考えるのが当たり前になっている現代で「神様にすがるなんて」「どうせ叶わないよ」と嫌がる方もいるかもしれませんが、自己啓発的に考えるとその効果は意外と馬鹿にできません。

自己啓発では「目標設定」が重要とされています。では、なぜ目標設定をするのかというと、それは「チャンスを掴める自分になるため」です。

ビジネスに限らずなんでもチャンスは一瞬です。「意中の女性を食事に誘えるか」なんてのもそう。あとになって「あの時、勇気を出していれば」と悔やんでも手遅れです。

恋人作りならばちょっとした飲み会、受験勉強ならちょっとした勉強会、仕事ならちょっとした酒の席。そんな「ちょっとした」が人生を変えることは珍しくありません。しかし、それは些細なきっかけであるがゆえに、心構えがなければ簡単に見逃してしまいます。

 

自分の目標をあらかじめはっきりさせておけば、一瞬のチャンスが来た時にそれを掴めるようになります。「恋人を作ります」「志望校に合格します」「ビジネスを大きくします」と自分の望みを宣言していれば、そのチャンスが来た時に「今がその時だ!」と行動できます。

そうした目標設定に、つまり自分の願望を「言える自分になる」ために神社はうってつけです。神社は学問なら太宰府天満宮、縁結びなら白山神社、スポーツなど勝負事なら鹿島神宮とある程度、カテゴリーが分かれています。

たとえば太宰府天満宮で「ここは多くの受験生が願掛けしてきた場所なんだ」と思いを馳せれば、自ずと「自分も頑張ろう」と気持ちが奮い立ってきます。その奮い立った気持ちの中で、「こうします!」と言い切るからこそ深く印象に残り、日常生活でヒントを掴めるようになります。

ちなみにお参りに行くのは神社に限る必要はありません。「これがそのチャンスだ」と察知できる自分を作るのが目的なので、信じているのが仏教であればお寺に行けばよいし、キリスト教なら教会に行けばよいと思います。

願掛けというとつい棚ボタを期待しがちです。しかし物事を実現させるのは、やはり人の意思です。初詣に行って休暇明けには忘れてしまうのではなく、自分の夢に本気になってみましょう。ちょっとしたことから人生が変わり始めます。

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